除雪機のバッテリーを固定しているナットが外れてしまった場合、同じサイズのナットを入手するためには以下のような方法があります。
目次
1. 取扱説明書や部品表を確認する
- **取扱説明書やパーツリスト(部品表)**に、バッテリー固定用のボルトとナットの仕様が記載されている場合があります。
- 品番(パーツナンバー)が載っていれば、それを使ってメーカーから直接取り寄せる、またはパーツ専門店やネット通販で同等品を探すことができます。
2. 現物のネジやボルトを測定・持参して調べる
- ネジやボルト径・ピッチを測る
- 外れてしまったナットに対応する ボルト(オスネジ) はまだ本体に残っていませんか?
- ボルトの外径とピッチ(ネジ山の間隔)を測定すれば、規格サイズがわかります。
- スケールやノギスがあると正確ですが、ホームセンターには「ネジゲージ」が置いてあることもあるので活用すると便利です。
- ホームセンターへボルトを持ち込む
- 一番手っ取り早いのは、ボルトそのものを外してホームセンターのネジコーナーへ持参し、現地でスタッフに相談しながら合うナットを探す方法です。
- 規格が合うナットをその場で合わせてみることができます。
3. よくあるナットの規格
日本国内で入手しやすい主なねじ規格は以下のとおりです。
- メートルねじ(Mネジ)
例) M6、M8、M10 など- 自動車やバイク、農業機械、除雪機などでもよく使われます。
- ピッチは通常、M6なら1.0mmピッチ、M8なら1.25mmピッチなどが標準です。
- インチねじ(ユニファイねじ、UNC/UNFなど)
- 一部、海外製の機械で使われていることがあります。
- 除雪機の場合、国産メーカーでも部品によってはインチ規格を使っている場合がありますので注意が必要です。
4. 対応する工具のサイズを手がかりにする
- ボルトやナットを締める際に使っていた スパナ・ソケットレンチのサイズ がわかれば、ある程度の推測ができます。
- 例: 10mmスパナを使う → M6ナットの可能性が高い
- 12mmスパナを使う → M8ナットの可能性が高い
- 13mmスパナ → M8 (海外企画) など例外もあり
ただし工具サイズはあくまで目安で、正確にはネジ山のピッチを図る必要があります。
5. メーカーや販売店に問い合わせる
- 機種名や型番がわかっている場合は、メーカーのサポートセンターに直接問い合わせると最も確実です。
- バッテリーを固定する部品(ボルト・ナット)の品番を教えてもらい、その品番からナットを入手することもできます。
- 販売店や購入店へ相談するのも手です。
まとめ
- まずは取扱説明書や部品表の品番・仕様をチェックする。
- ボルトを取り外し、ホームセンターなどで実物合わせで探す。
- それでも不明な場合はメーカーや販売店へ問い合わせる。
実際にホームセンターで確認する際は、スタッフに「ネジの直径・ピッチ測定がしたい」と伝えれば、ゲージを借りられる場合が多いです。そうして規格を特定した後、ステンレスや亜鉛メッキなど 素材 や 強度区分(4T/8Tなど) も合わせて選ぶといいでしょう。
ナットは小さく安価な部品ですが、バッテリーを固定する重要な役割を担っています。サイズが合わないナットを無理に使うとネジ山を痛めたり、走行中に緩んでしまう恐れがあるため、正しい規格のものを選ぶようにしてください。
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