1枚目のクロスの貼り方が大切です。
クロスを上手く貼るには色々な技術があるので覚えていかないといけませんが、実は皆さまが見落としがちのポイントがあります。それは何かと言いますと、1枚目のクロスをきちんと真っ直ぐに貼ると言う事です。それと言うのも、そもそも最初に貼る一枚目のクロスが傾いていたり曲がっていたりしていると、必然的に右に習って曲がってしまいます。ですので当たり前ですし基本的な事にはなるのですが、最初に貼る一枚目のクロスは真っ直ぐ貼る様に致しましょう。因みに練習方法と致しましては扉の枠にクロスを付き合わせて貼ってみると良いでしょう。大体の扉は垂直に取り付けられていますのでクロスを真っ直ぐに貼る練習には適しているのです。
継ぎ目を合わせる際の注意点
次に継ぎ目を合わせる時の注意点についてお話をさせていただきます。この作業のポイントと致しましては継ぎ目を付き合わせる場合には無理に力を入れて壁紙クロスを伸ばさない様に気をつけましょう。このポイントの理由と致しましてはもしも力を入れてクロスを伸ばして貼ってしまうと、対象となる1枚を上手く貼れたとしても少し時間が経つとクロスが曲がってしまって次のクロスから上手く貼る事ができなくなってしまいますので力を入れ過ぎないでクロスを貼る様にしないといけないのです。因みに皆さまの技術向上の為にどの様な練習をしたら良いかと言いますと、皆さまが貼ったクロスを試しにちょっと離れた場所から見てみて下さい。その時にクロスは曲がっていませんでしょうか?もしも曲がっている様でしたら普段から力任せに貼る癖がついているのかも知れません。ですので真っ直ぐ貼れる様になった時には力を抜いて貼る事ができたと言うバロメーターとなるのです。
下地レベルの確認方法
上手にクロスを貼れるかどうかにはクロスを貼るそのものの技術ももちろん大切になりますが、実は同じくらい下地の処理が上手くできているかも重要となるのです。ですのでもしも下地のレベルが良いのでしたらクロスの上の継ぎ目をある程度合わせていくと、後は勝手にクロスの空気を抜いていくだけで下のジョイントも合ってくるはずです。ですのでポイントとしてはクロスのつなぎ目を合わせる練習をして行くと良いでしょう。
クロス貼り時の細部への拘り
クロス貼りにおいて基本的な技術を習得する事ができたら次に細部への拘りにも注意を払って見ましょう。具体的にはどの様な事になるのかと言いますと、デザイン感のあるクロスを使用する場合には絵柄合わせを行う事は当たり前ですが、窓周りなどの押さえのヘラが厚くなっていると誤魔化して施工していると見慣れますので気を付けましょう。また技術力が低い施工の場合だと、折り返しが目立ってしまったり綺麗に収まらなかったりします。また縮みが出ない様にクロスをしっかり押さえる事も大切になります。またクロス貼りの技術以外に下地の不陸を確認しておく事も必要になります。
天井クロスを貼る時のポイントについて
今までは壁クロスの貼り方の注意点についてお話をして来ましたが、壁クロスを交換するタイミングで天井クロスも貼りかえてみたい、でも壁部に比べると明らかに敷居が高いと感じる方もいらっしゃると思います。幾つかある心配事の中でも一番気にする事と致しましては天井にクロスを貼る時には一人で作業をすると垂れて来てしまうと言う問題があると思います。ですのでそんな時にはまだクロスを貼り付ける前段階の仮止めをすると言う意味で、画ビョウを使って作業場ベストな位置で固定をすると良いでしょう。そして位置が決定したらクロスの1/4だけ剥離紙を歯がして天井に付ける様にします。そして残りの画ビョウを外して残りの3/4をヘラを使って貼り付ける様にすると良いでしょう。尚、もし画ビョウが使えない状況でしたら両面テープでも代替えになります。
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