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ダイノックシートの特性と施工時のポイント

ダイノックシートの特性

ダイノックシートにはお客様の立場から見た場合には色々な特性があるのですが、逆にダイノックシート職人の立場からしても魅力的な部分があります。それは何かと言うとダイノックシートの粘着面には空気が抜けやすくなる為の溝があるのです。また溝の形は格子状となっておりまして、溝を通って空気が外に抜け易くなっているのです。ですので設置面が広かったり凹凸がある場所でも施工がし易くなっているのです。

ダイノックシートは汚れに強い

またダイノックシートは他のシートに比べても汚れに強いと言う事もあげられます。例えば下記の液体をダイノックシートに掛けて、24時間以内であれば水またはアルコールで綺麗に拭き取る事ができます。具体的にはコーヒー、紅茶、コーラ、牛乳、赤ワイン、タバスコ、ケチャップ、醤油、お酢、などになります。これらを見ただけでも私たちが日常生活で良く口にする物ですし、仮に畳やカーペットだったらなかなか汚れが落ちなくて大変な思いをする事になります。ですのでダイノックシートであれば汚れにも強いですので安心をしてお客様に勧める事が出来るのです。

ダイノックシートの消臭力

またダイノックシートは臭いにも強い事もメリットの一つとなります。具体的にどの様にして臭いは消臭されるのかと言いますと、フィルムの表面に消臭剤としてトリプルフレッシュを採用しておりますので、禁煙者には気になるタバコの臭いやアンモニア臭を水や二酸化炭素に分解をする事で消臭する仕組みとなっております。またトリプルフレッシュは触媒作用を活用したサイクル消臭を行う金属塩と化学反応で初期のホルムアルデヒド消臭を行う安全性が高い有機窒素化合物で構成されております。またタバコのヤニや汚れがダイノックシートゆ付着した状態だと十分に消臭効果を発揮する事が出来ませんので定期的にシートは中性洗剤や水拭きで表面を拭いておくことをお勧めします。

ダイノックシートの多彩な用途

この様にかなり機能的にも優れているダイノックシートになりますが、別称としては「ダイノック・硬質塩ビタックシートや印刷化粧フィルム」などと呼ばれておりまして、本物に近い木質感や本物に近い石材感や素材感に限界まで近づけた化粧プリントされたフィルムとなります。また施工例と致しましては建具や木枠、窓枠、テーブルやカウンター、棚等の家具など様々な物への施工が可能となっているのです。また施工事例は屋内のみならずにエレベーター内やマンションのエントランスホールなどの公共施設にも利用されておりますので、昨今では一般建築材料としても欠かせられない材料になっているのです。

デザインの豊富さについて

裏面には粘着テープが施された木枠窓枠、扉建具、家具などに代表される木製品の表面のデザインを簡単に模様替えする事ができます。そしてダイノックシートは何と言ってもデザインの多さや色のバリエーションの充実度が魅力であり職人としてもお客様に提案のしがいがあるのです。一昔前はそこまで多くなかったのですが、昨今のデザインではオークやチーク、またヒノキに代表される木目調の柄から近未来をイメージさせるメタリックやラメ、石目調など様々な用途に使用できる様に千差万別のデザインがあるのです。

ダイノックシートができること

ダイノックシートは施行面に対して剥がれにくくする為にプライマーを塗布して空気を抜きながら圧着させるスタイルの施工方法となり、カッターなどで切り口を整えて完成させる壁貼りかえ作業でも割と簡単な部類になります。また水回りにも対応ができますので、お客様が時間をかけずに簡単に、また低予算の中で理想とする内装を現実化させたいと言う場合にはダイノックシート職人の出番となり、お客様に色々なパターンを紹介する事ができます。その為にもダイノック職人としては普段から色々な施行例の経験を積んだり写真などで事例の情報収集をしておく事が大切です。

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