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ダイノックシート(化粧シート)の基礎知識と技術上達

ダイノックシートとは

皆さまはダイノックシートと言う言葉を聞いた事はありますでしょうか?もしかすると内装職人の方であれば名前を聞いた事があるかも知れませんが、ダイノックシートとは住友3M社の商品名になりますが、主に壁やドアなどに貼る為の化粧フィルムの種類となります。また特長といたしましては木目などの素材に近ずけているデザイン柄となり、粘着剤が付いている印刷化粧フィルムタイプとなっているのです。

 

ダイノックシートを貼る前の準備事項について

作業自体はさほど難しくはないのですがダイノックシートを貼る前には準備事項がありますのでご案内して参ります。
それは戸のパーツを外してシートを切る(ドアの縦と横の長さを測定する)と言う内容になります。因みにシートを貼る時には横を巻いて貼って行きますので幅プラス30センチ程度は余裕を見てカットすると良いでしょう。それに伴い縦側の長さも30センチ〜50センチ程度長めにカットをする事がポイントとなります。尚カットのコツはリアテックの裏側にマス目がありますのでマス目に沿ってカットすると作業しやすくなります。尚、ドライバーを使ってドアの金具や蝶番、ノブなど外せる物は全て外して行きます。因みにドアノブは千枚通しをノブの間に差し込んで引っこ抜く様にして側面も巻き込みますので錠受けを外します。

必要な下処理について

次に必要な下処理についていくつかご紹介をして参ります。先ずご紹介するのは汚れを落とす事です。ドアの表面にはゴミやホコリの他にも油分なども染みついている場合がありますので、うすめ液を染み込ませたウェスでできる限り表面を磨いて行きます。そして次にプライマーを塗ってゆきます。プライマーと言うのはシートと対称面との食いつきを良くする効果があります。ですのでプライマーをドアの周辺部分に塗る事でシートが剥がれてくるリスクを低減する事ができるのです。またプライマーはウェスを使って塗ってもハケを使って塗ってもどちらでも良いのですが必ず何度か繰り返して塗る様にして下さい。

ダイノックシートを貼る場合の注意事項

では実際にダイノックシートを貼って行く場合の注意事項についてですが、まず片面の下準備ができたらシートを貼って行きます。そしてシートの短辺を15センチ位裏紙をめくり折って行きます。そしてめくった部分とドアの一辺を合わせてシワができない様に気を付けながらシートを両側に引っ張りながら少しずつ重ねて行きます。またシートを重ねる時のコツとしては左側と右側を同じタイミングで付けるのではなく、片側から付けてその後にもう片方に向かって少しずつ接地させる面積を広げて行く事が大切になります。また貼り始めが曲がってしまうと貼り終わり部分でシートが足りなくなってしまったり曲がって貼ってあるのが目立ってしまう場合がありますので気を付けましょう。

 

スキージーを使った処理について

上記までの工程で真っ直ぐにダイノックシートを貼る事ができていれば布を巻いたスキージーで貼り付けて行きます。そして布を巻いたスキージーを使用する理由ですが、敢えて完全に圧着させないで貼る事によってシワや空気、またゴミが入ってしまった場合に少し剥がして取り除く事ができる為です。ですので完全に圧着させてしまった後に剥がすのはとても難しいですのでこの段階で完全に圧着して良いかを時間をかけて入念にチェックする事をお勧め致します。因みに完全に圧着してしまった後に気が付いた場合にはもし小さな空気でしたらそのままスキージーで圧力をかけて目立たなくしたりカッターでシートに少しだけ穴を開けてそこから空気を逃がすと言う裏ワザもあるので覚えておくと良いでしょう。

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