ダイノックシートの用途について
今回はダイノックシートの代表的な使用用途や同等品はあるのかと言う事についてお話をさせていただきます。先ず始めに主にどの様な用途においてダイノックシートが使用されているのかと言う事ですが、我々の目につく部分で言いますと、良く壁に貼られている木目のシートや柱や床に高級感を演出する為の大理石のシートなど、実はダイノックシートは結構我々の身の回りの場所で使用されているのです。この様に日常生活の身近にありながらも知らない事が多いダイノックシートの基本的な情報などについてご紹介して参ります。
ダイノックシートの材質や名称について
ダイノックシートはアメリカに本社を置いている3M社の商品名になります。これだけを聞いてどの様な素材のクロスかが分かる人はなかなかいないと思います。実はダイノックシートとは塩化ビニル樹脂フィルムのシートとなっているのです。合成樹脂のダイノックフィルムに由来しておりシェアの高さより塩ビシート全般の通称にてダイノックシートと言う呼ばれ方が定着したのです。また最近では柄のバリエーションも幅広く機能性に優れた商品群が揃っているのが特徴となります。
ダイノックシートのデザインについて
ダイノックシートを活用するに当たってもしお客様にどの様な柄やデザインがあるのかを聞かれた場合にはパッと答えられる様にしておかないといけません。基本的に代表的な柄としては木目調になりますが、その他にも金属感があるメタリック系の雰囲気がある物や、シングルカラーとなる赤・青・緑などもあります。また幾何学模様だったり石目調の物も揃っています。ですので例えばオフィスのドアを木目調にする事で落ち着いた雰囲気を出す事が出来たり、オフィスエントランスの床や受付カウンターを石目調にして高級感を出すこともできるのです。
その他にもエレベーターの扉やマンションのエントランスのドア、またトイレのパーテーションに代表される公共施設において新築の他にもガラッと雰囲気を変えたい場合にダイノックシートを活用する事ができます。
また個人宅においてもキッチン周りや玄関、また下駄箱などを木目調にしてみるとそれまで無機質だった箇所に温かみを与える事ができますし、逆にメタリック調にする事で重厚感を演習する事も可能なのです。
ダイノックシートの機能面
ダイノックシートは施工面とデザイン性に優れた素材だけなのかと言うとそうではありません。実は機能面においても紙製の壁紙に比べると耐久性や対汚染性に優れているのです。そしてもしも火事になってしまった場合でも火に強い不燃性に優れた素材や貼ったシートをホワイトボード代わりにとして使用できる物など
プライベートからビジネスシーンまで色々な用途に応じて使用する事が出来るのです。
ダイノックシートと同スペックのクロスはあるのか?
では最後にダイノックシートとは同スペックのクロスはあるのかと言う事についてお話をさせていただきます。言い換えればダイノックシートと同じ使い方ができるか?と言う事ですが、材質的にダイノックシートと同じ塩化ビニル樹脂から製造されている商品と致しましては主に壁装材質を手がけているサンゲツの「リアテック」やシーアイ化成の「ベルビアン」またリンテックサインシステムの「パロア」、アイカの「オルティノ」東レの「塩ビシート」などが挙げられます。
ですので材質をベースに検索をするのであれば一括りにして「塩化ビニル製シート」として探してみると良いでしょう。
因みにダイノックシートはプラスチックから作られているのですが、ホルムアルデヒドを含まない様にしているなど環境に優しい素材となっています。ですのでご自宅やオフィスの装飾において臨機応変に使用する事ができますので、ダイノックシート職人としての需要も高まっているのです。
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