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壁職人で良く使われる専門用語の説明について

壁に関する基礎用語について

これからクロス貼り職人として仕事をしていくには技術的な事以外にも壁施工に関する基礎用語が沢山出てきますので覚えておく必要があります。だからと言って永久的に専門用語があると言う事でもなく、クロス貼りの作業と言うのは作業自体は単純作業の繰り返しとなります。ですので良く出てくる専門用語と致しましては『天井』『平場(ひらば)』『入隅(いりすみ)』『出隅(ですみ)』の4つになります。ですのでこの4箇所の貼り方をマスターする事がクロス貼りの技術を上達させるポイントとなるのです。

天井とは

先ず最初は天井についてです。実は天井も壁と同様に同じタイミングでクロスを貼り替えるパターンが多いのです。それはどうしてなのかというと、特にクロスを貼り替える場合には壁のクロスのみを張り替えた場合には絶対的に天井のクロスとの色みの差が目立ってしまうからです。特に白系統のクロスだと更に目立ちやすいので、毎日生活をするリビングや居間だと気になって天井のクロスも貼り変えると言うケースが多いのです。なので壁紙と言えば壁面にしか施工をしないイメージが強いのですが、簡易的な場合であれば天井も一枚のクロスで貼る場合もありますが、実際の天井の施工に関しては複数枚のクロスをつなぎ合わせて貼って行くのです。ですのでもし作業中に親方や先輩に『おい、次は天井』と言われた場合には天井も貼り替えるのだなと解釈をする様にしましょう。

平場について

平場とは壁の平らな面の事を言います。言ってみればクロス貼りをする上では一番施工面積が広く、最も良く出てくる単語だと言っても良いでしょう。

入隅とは

次は入隅についてですが、部位と致しましては壁同士がぶつかっていて部屋の外に対し突き出た部分の角の事を入隅(いりすみ)と呼びます。そして入隅におきましてはクロスをつなげて貼っていく場合と逆に切って貼る場合とに分かれます。そして切り方についてもいくつかの種類がありますので、仕上げを綺麗に行うには技術向上の他に正しい知識も必要となります。

出隅

次は出隅についてはですが、入り隅とは逆に壁同士がぶつかって部屋の内側に対し、突き出た角の事を出隅(ですみ)と呼びます。また出隅の部分でクロスを切ると言う事はあまりない事ではありますが、もしも出隅部分でクロスをカットする場合にはクロスのチリの処理であったり、柄を縦に真っ直ぐにする点などの注意が必要になりますので、もしお客様の施工で必要となる場合には実際の仕事を行う前に練習をしてから行う様に致しましょう。

巾木について

上項までに記載をさせていただきました重要な4つの専門用語の他にもクロスを貼る作業の中で『巾木(はばき)』と言う言葉があります。これはどの様な物かと言いますと、壁と床を連続的につなげる事は難しいですので、多くのケースにおいては巾木と呼ばれる見切り材が使用されております。そして巾木は木製の木巾木とグレーの塩ビ製のソフト巾木がありまして、どちらかが取り付けられている事が多くなっております。ですのでクロスの張り替えを行う場合には巾木のギリギリのところ部分までクロスを貼って行く必要があります。

廻り縁とは何か

また巾木の他にももう一つ『廻り縁(まわりぶち)』と言う言葉もクロス職人の業界用語の中で使用される事がありますので抑えておくと良いでしょう。まだクロス貼り職人として平場などの比較的簡単な箇所のみを施工している場合にはあまり聞きなれない単語かも知れませんが、廻り縁と言うのは天井と壁の接する箇所に取り付ける部材の事になりまして、別の言い方と致しましては『天井廻り縁』とも呼ばれています。そして座敷の格式を高める為に2段作りにした物は
二重廻り縁と呼ばれます。尚、天井や壁合板の裏側にクロスを納めて表面からは見えない状態に施工した物は隠し廻り縁と呼ばれています。この様に様々な施工を行う事で隅部分の納まりが綺麗に見えますので空間を引き締めて広く見せる事が出来ます。慣れるまでは難しいですが、クロス職人の腕の見せ所とも言えるでしょう。

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