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クロス貼り工程で気を付ける工程と対策について

既存のクロスを剥がして下地を作る

皆さまがクロス貼り職人として色々な物件で作業していると恐らくクロスの貼り替え案件に出会う事があると思います。その場合にはまず既存のクロスを剥がして下地を作る事が必須となります。先ず既存のクロスを剥がす工程ですが、なるべく裏紙が残る様に優しく剥がす様に致しましょう。また裏紙が浮いている部分についてもめんどくさがらないでちゃんと剥がしましょう。また剥がす時のコツは細かく剥がさないで大きく剥がして行くと言う事です。またパテを塗る時ですが、1回で仕上げようとせずに大きな段差が出来る場合もありますので、2回は塗るつもりで速さよりも丁寧さを重視しましょう。

オープンタイムの重要性

クロスにノリを塗って行く工程ですが刷毛を使って塗って行きますが刷毛が扱いにくい場合には目ヘラを使っても大丈夫ですので、刷毛が絶対ではない事を覚えておきましょう。そしてノリを塗って折りたたんだ後には10分程度そのまま放置しておきます。この時間をオープンタイプと呼ぶのですが、その目的はクロスとノリをなじませる事になります。原理としてはクロスは水分を吸うと柔らかくなって少し伸びます。またノリが乾くタイミングで元の大きさに戻ろうとするのでピンと貼る事ができるのです。

クロスを貼る工程

メインとなるクロスを貼る工程ですが、クロスはノリを貼る工程で5センチ〜10センチ程長めに切る様にします。そして下地が出来たらクロスを貼って行きますが、基本と致しましてはクロスは縦方向に貼って行くのですが無地のクロスについてはケースに応じて横方向に貼っても良い場合もあります。また空気が入らない様に貼って行かないといけませんので先ずは平面を上手く貼る練習を繰り返す事をお勧めします。

継ぎ目や隅部分のコーキング

そしてクロスを貼り終わったら隅の切った箇所やクロス同士をコーキングする為にジョイントコークを使用します。またコーキングを綺麗に行うコツは3つあります。1つ目はジョントコークのノズル先を45度程度でカットします。2つ目はノズルが更に入隅に入りやすい様にする為にノズル側面を削ります。3つ目はコーキングを慣らす時にはテーブルダスターを指に巻きながら丁寧に慣らして行きましょう。実際にこのポイントを抑える事で綺麗にコーキングをする事ができますので覚えておきましょう。

クロス貼りで失敗しやすいポイント

クロス貼りで失敗しやすいポイントはどの様な事があるのかを幾つか挙げて見ましょう。先ずは折りたたんだクロスを伸ばす場合に破ってしまう事です。これは片手の指だけでクロスを持ってしまうと破けてしまうので、丁寧に両手で扱う事で改善できます。また隅の部分を抑える時に破ってしまうと言う事です。これは最初に指で押さえてから何度か折り目を付けてから竹べらを使う事で改善します。3つ目はドアの木枠等の複雑な部分においてクロスを破ってしまうと言う事です。これは指先を使いながら最初のうちは丁寧にゆっくりと作業する事で改善します。この様に失敗の多くはクロスを丁寧に扱う事で改善できる事が殆どになりますので、最初は焦らずに確実に作業が慣れて来た時にスピードを上げて行く練習をして行くと良いでしょう。

クロス貼りに必要な道具とワンポイント

最後にクロス貼りを行う際に最低限あった方が良いツールの紹介を致します。竹ベラ、地ヘラ、ローラー、カッター、スムーサー、ノリ、ジョイントコーク、テーブルダスター、パテ、そしてクロスになります。色々聞き慣れない道具もありますが、実は一番と言って良いほど気を付けたいのがカッターです。カッターは歯の厚みが0.2mm〜0.3mm程度の物で安い物ではなく、職人が使うある程度値の張る物を使用しましょう。また歯ももったいぶらずに切れ味が悪くなったら折って次の歯を使用する様にしましょう。それほどカッターによる仕上げの差は全然違う物なのです。

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