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抑えておくべき砂壁の下地処理のポイント

砂壁にパテを塗る時のコツについて

砂壁と言うと昔ながらの家屋が多く、今までクロス貼りの施工をしてきた物件に比べると古いので勝手が分からずにどの様にしたら良いかを悩む事があるかと思います。特に砂壁はポロポロと砂が落ちてしまいますので動揺してしまいがちですが、先ず最初はこの落ちてくる砂をなるべく落としておく事を忘れない様にしましょう。どうしても古い砂壁である程、砂が落ちやすくなっているはずなので、こぼれ落ちた砂をほうきを使って落としきってからパテを塗り始めましょう。これはどうしてかと言いますと、もし砂が残っているとパテを塗った場合にその砂までを拾ってしまってパテに砂が混ざってしまって砂によるパテに溝ができてしまい、パテを塗る回数が増えてしまうからです。ですので手間はかかりますが、これをやらないと後の作業が面倒になってしまいます。

一回で仕上げようとしない事

またパテを塗る場合には一回で仕上げようとしない事も大切です。その理由はと言うと砂壁と言うのは他の壁とは違いまして表面が凸凹していますので、幾ら熟練したプロだとしても一度のパテ塗りではヘラが凹凸を拾ってしまいますので、平らな表面にする事が難しいのです。なので厚めにパテを塗る事で凹凸の特性を受けにくくする事ができますが、これだとパテを塗る回数が増えてしまいます。ですので初めは薄くパテを塗っていき、砂壁の凹凸を慣らしていくイメージで作業をして行きましょう。また2回目以降については凸凹が減った面に対してパテを塗って行くと徐々ににヘラの滑りが良くなりますので、だいぶやり易くなると思います。または一度ずつ乾かしながら都度表面にサンダーをかけながら凹凸を減らして行くと言う方法もあります。

床の養生を行い落ちたパテは乾燥してから掃除しましょう

パテのこぼれ落ちについてですが、作業が慣れて来たらそうでもないのですが、初めのうちはパテを塗っている時にヘラや盛り板からパテが溢れてしまうケースがあります。クロスの張り替え中であればまだ良いのですが、床を汚したく無いという場合には養生しておくのがお勧めです。

養生を行う際の注意点について

養生時の注意点ですが、特に剥がす場合には壁に塗ったパテを一緒に剥がしてはいけませんので、壁のギリギリまで養生するのは避けた方が良いでしょう。そしてもしも養生していない床にパテを落としてしまった場合には乾燥してから掃除すると良いでしょう。パテと言うのは小さな粒子でできていますので、焦って濡れたまま雑巾で拭くと床材質の目の中に入り込んでしまいますのでお客様の現場を汚さない為にも是非クロス張り替え職人としては落ち着いて行動が出来るように覚えておきましょう。また壁面や床についたパテを取る場合には小さめのヘラやスクレーパーを使う様に致しましょう。

砂壁への下地処理のまとめ

また、今回の記事では通常の壁ではなくて砂壁の処理についてお話をさせていただいておりますので、他の材質の壁面の処理方法や砂壁にベニヤ板で下地を作る方法に比べると、そのままパテで下地を作る方法の方が全然作業性が楽だと思います。また工程の数が少ない分だけ準備にかかる時間や労力も軽減しますので職人の立場からしても魅力になります。ただし砂壁の状態を見た時に明らかに砂壁がドサッと落ちて来たり穴が開いてしまっている場合には大量のパテが必要になります。そんな状況の場合にはシーラー等で表面を固める処理を行った後でベニヤ板を貼る様にした方が良いでしょう。また最初から砂壁にクロスを貼る場合には全面にパテを塗ると決めておいた方が確かにパテを塗る作業は大変ですが、ある意味工程が組みやすいですので気持ち的に楽になるでしょう。

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