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無垢材フローリングの貼り方と特長について

無垢材フローリング材の貼り方

少し費用が高い物の天然材のうまみを生かした無垢材のフローリングを希望されるお客様も多く、その施工方法と致しましては乱尺貼り、りゃんこ貼り、そしてデザイン性が高い寄木貼り又はすだれ貼りなどと言った色々な施工のパターンがあります。またこれらの施工パターンの決定につきましてはそれぞれの素材のタイプやサイズによって決まります。特に現在はナラ材をメインとする広葉樹においてはユニタイプのフローリングが多く活用されている事が見受けられますが、その他にも素材自体の味を更に生かした乱尺タイプのフローリングも多数見受けられる様になっています。ですので今回は床貼り職人としてのセンスを向上させてお客様に喜んでいただける様な良い施工が出来る様な知識をお伝えしたいと思います。

 

乱尺貼り

先ず始めにお伝えをするのは乱尺貼りと言う物です。因みに乱尺と言うのはフローリング材の長さが一定ではなくて一般的に300mm以上の色々な長さのフローリング材の四方に本実加工を施した物になります。ですので見た目の感じと致しましては木口のつなぎ目が一枚毎に明瞭となりますので、一枚一枚が更に独立をした形で木材の印象を表現する事ができます。ですので仮並べを行う時に色合いや木柄のバランスを整えたり木口のつなぎ目が隣の木材と重ならない様にする施工上の工夫が床職人の腕の見せ所となって床面の雰囲気をいっそう引き出す事が出来るのです。

ソリッドユニタイプとは何か?

ここでソリッドユ二タイプについてご説明をしておきたいと思います。ソリッドユニタイプのフローリングと言いますのは、製造工程の段階において色々な長さの板を柄や色合いなどを見て素材の特長がバランス良くなる様に、枚数を1820mmなど長さが一定になる様につなぎ合わせた物の事です。ですので施工後の見た目の感じはパッと見は乱尺貼りによく似ているのですが、製造工程の中でつなぎ合わせた接合部が乱尺貼りのフローリングに比べて平面的となり無垢材木材の素朴さを欠いてしまう点がありますので、ここはどうしても否めない部分となります。ただ床職人からすると施工の手間が軽減されてしかも施工者による仕上げのバラツキが少なくて済む様になると言うメリットがあります。

りゃんこ貼り

次にご紹介をさせていただくのはりゃんこ貼りになります。とてもインパクトがあるネーミングですが、この施工方法は同一の寸法の材料を一定にずらして貼って行くと言う方法になります。因みに通常はりゃんこ貼りと呼ばれますが、他にはずらし貼りなどと呼ばれる事もあります。またその中でも長さの半分の寸法ずつずらして行く方法を『レンガ貼り』と呼んでいる事もあります。その他にも3尺ずらしや1尺ずらしなど、寸法をどの位ずらすのかによって並べ方が変わって来るのですが、これらの施工の特長と致しましては木口のつなぎ目を一直線上に合わせる事で整然とした印象を与える事ができます。

斜め貼り

フローリングの施工方法の一つに斜め貼りと言う方法があります。これはどの様な施工方法かと言いますと、壁に対してフローリングを斜めに貼って行きますので部屋に見合った素材を使う事で一体感を持たせながらも床の独立性が強調されますので、空間全体として見た場合には動きのある印象を与える事ができます。

寄木貼り

次にご紹介をするのが寄木貼りになります。あまり『寄木貼り』と言う言葉を聞いた事がないかも知れませんが、寄木貼りとは無垢材の小片をヘリンボーンや市松などと言った模様に張り上げる事を指します。元々は明治・大正時代に建てられていた洋館に寄木貼りが活用されていた事から和テイストでありなが何処かにクラッシックな雰囲気も感じさせる事ができる高いデザイン性を持っているフローリングの施工方法となるのです。

すだれ貼り

すだれ貼りとは同じ長さのフローリング材を巾方向の接合面を揃えて貼っていく施工方法になります。因みに内装工の方であれば、すだれ貼りと言う方法を聞いた事があるかも知れませんが、実は元々は良く天井に応用される施工方法になるのです。そしてこの方法をフローリングにも応用した物になるのですが、似ている製法には『朝鮮貼り』がありますが、長尺材を入れていない事が異なる部分となりますので、違いを覚えておくと良いでしょう。

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