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ダイノックシートをコーナーに上手く貼るコツ

ダイノックシートをコーナー部に施工するコツ

ダイノックシートは職人の立場からすると確かにとても使いやすい商品になります。しかしだからと言って幾ら平面を上手く貼る事ができたからと言ってすぐに応用をしてコーナー部分にダイノックシートを貼れる様になるかと言うと、決してそう言う事ではありません。ですので壁面のコーナー部分やドア部の角、またカウンターの角についても綺麗に仕上げるにはどの様にしたら上手く貼れるのかと言う作業の内容を把握して本番前に何回か練習をする事が必要になります。ですので簡単に考えるとその場で失敗をしてしまいますので、手順やポイントをきちんと把握しておきましょう。

採寸と裁断のポイント

コーナー部分へダイノックシートを貼る場合には折り曲げて貼り付けないといけません。なのでコーナー部分における接着力を高める為にもコーナー部分からダイノックシート用のプライマーを各々20ミリ〜50ミリ位の範囲に塗っていきます。そして壁面の場合においてはコーナー直角部の直線がきちんと出ていないと
ダイノックシートを貼った時にシワになる原因となってしまう場合があるのです。ですので失敗をしない為にもパテを使って加工をする前にはコーナー材などを活用して正しく出隅を作る様にしましょう。またコーナーの両サイドの貼り付け面積が広い場合には広い方の出隅から2センチ程度横に位置するシートの剥離紙に前もって裏スリットを行なっておくと良いでしょう。これは剥離紙を剥がす際に露出した粘着剤が目的以外の所についてしまうリスクを防ぐ為です。

裏スリットとは何か?

先程上項で出てきた『裏スリット』についてご説明をしておきたいと思います。この言葉は業界用語になるのですが、ダイノックシートを貼る時に前もって剥離紙に切れ目を入れておく事を『裏スリット』と言います。また裏スリットの主な目的としましては剥離紙をめくった時に、目的以外の余分な場所に粘着剤が張り付く事を防止したり、コーナー部又は丸柱を貼る場合にスムーズに剥離紙が剥がせる様にする為の準備作業となるのです。

コーナー部貼り付けの確認

コーナー部にちゃんとダイノックシートを貼り付けられたかどうかを確認するにはまずダイノックシートを基材の上に置いてから全体の位置を確認します。特にコーナー部分については、たるみがあったり気泡が残らない様にダイノックシートを少しずつ引っ張りながら圧着して行くことがコツとなります。そしてクロス職人として是非知っておくべきダイノックシートをコーナーに貼る時の知識ですが、もし作業を行う場所の気温が20度より下の場合にはなるべくドライヤーを使用して加熱させながらコーナー部分に貼り付ける様にしましょう。なお、あまり加熱をしてしまうとダイノックフィルムが伸びてしまって逆にシワになりやすくなってしまい、仕上げの見栄えが悪くなってしまいますので、一箇所に拘らないで満遍なく加熱をする事が大切になります。

全面への貼り付け

難易度が高いコーナー部分へのダイノックシートの貼り付けが終わりましたら次は全面への貼り付けを行なっていきます。因みにここではコーナー部分への貼り付けが問題なく終わっていると仮定をして作業を進めていきますが、コツと致しましては残りの面を軽く持ち上げる様にして引っ張りながら圧着をしていきます。また、平面部分にダイノックシートを貼っていく時には剥離紙が剥がしやすいからと言って、一気に剥がしてしまいますと、もし一度の施工で上手くいかなかった時の貼り直しが難しくなってしまいますので、大凡10センチ位ずつ空気を抜きながら貼って行くと施工がやり易くなります。そしてコーナー部分は難しい事から全てのコーナー部分の角部においてきちんと直線上にシートが貼られていれば良いのですが、必ずそうなっているとは限りませんので、そのまま貼り付けてしまうと全体的なシワになってしまいますので、コツとしてはコーナーを曲げ込んだ後にはコーナー線に対し、スキージーを平行に動かしてシワや空気を逃しながら貼っていくと良いでしょう。

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