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ダイノックシートを扱うに当たり知っておくべき知識

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ダイノックシートを扱うに当たり知っておくべき知識

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ダイノックシートとは何か?

ダイノックシートは、建築や内装分野で幅広く使用される、3M社が製造しているフィルム製の装飾素材です。その豊富なデザインと高い機能性から、商業施設やオフィス、住宅など、さまざまな空間で利用されています。

ダイノックシートは、約1000種類以上ものデザインがあり、木目、石目、メタル、布、レザーなど、さまざまな素材の風合いを表現することができます。これにより、自然素材のような風合いを持つ一方で、耐久性やメンテナンス性などの観点で自然素材を上回るパフォーマンスを提供します。また、その薄さと柔軟性により、曲面や複雑な形状への適用も可能で、施工の自由度が高いのも特徴の一つです。

ダイノックシートのもう一つの大きな特徴は、その環境対応力です。製造過程で発生する有害物質の排出を最小限に抑え、また、使用後は焼却処理が可能で、ダイオキシンをほとんど排出しないなど、環境に対する配慮がなされています。さらに、建物のリノベーションやリニューアルにおいて、既存の素材を剥がすことなく直接貼り付けることが可能なため、解体や廃棄物の発生を抑えることができます。

また、ダイノックシートは防火性や耐候性、耐汚染性といった実用性に優れた特性を持つため、建物の内外装を問わず広範に利用することができます。

その多様性と機能性、環境対応力により、ダイノックシートは新築はもとより、リノベーションや店舗改装など、さまざまなシーンで活躍する、内装材の一つとして高く評価されています。これらの特徴が組み合わさることで、ダイノックシートは実用性と美しさを兼ね備えた、理想的な内装材と言えるでしょう。

ダイノックシートの屋外における耐久性はどの位か?

ダイノックシートと言えば色々な利便性や機能性から屋内だけではなく屋外においても使い勝手が良い事で知られていますが、実際に屋外における耐久性についてはどの位持つのかと言う知識を知っておく事で壁職人としても自信を持ってお客様にダイノックシートを紹介する事ができます。具体的には垂直面の場所で使用をした場合には変形や色褪せにおいては約3年〜5年の耐久性があります。そして水平面や傾斜面で使用をした場合には概ね垂直面に比べると耐久性は短くなります。そして屋内だったとしても、もしお客様が希望される条件下が日光の影響を受けると想定される場合には太陽マークの印が付いている商品の中から選ぶ様にしましょう。もしご存知の無い方の為にご説明をさせていただきますと、太陽マーク印が付いている商品と言うのは太陽光による変色の心配が無い物となりますので安心をしてお客様に進める事ができるのです。

水周りへの施工はできるのか?

次に多岐に渡るダイノックシートの用途ではありますが、もしもお客様が水周りでも使用をしたいと言う場合には果たして進める事が出来るのでしょうか?先に結論から申し上げますと『使用する事は可能です』ですのでキッチンや洗面所などの水周りに好みの柄のダイノックシートを充てがう事が出来るのですが、ただしいくつかの注意事項やお客様に対して説明をしておいた方が良い事があります。それはどの様な事かと言いますと、先ずフィルムの表面から内部にかけて水分が浸透して行くと言う事はありませんが、でも端部ですとか貼り付けた下地側から水分が入り込む可能性があります。そしてもし入り込んでしまった場合にはシートとしての接着不良を引き起こす恐れがありますので、入念に端部に対するシールなどの防水処理を行った上で施工をする様に致しましょう。また水平面など、継続してシート表面に水が溜まる部位については確かに使う事は出来ますが、他の部位で使用するよりも劣化が早いと言う事を覚えておいた方が良いでしょう。

重ね貼りはできるのか?

次にダイノックシートの重ね貼りをする事はできるのかと言う知識についてですが、この問いに関しましても答えと致しましては重ね貼りをする事は可能なのですが、でも施工時の必須条件と致しまして、必ずダイノックシートの表面にはプライマーDP-900Nを塗る様にして十分に乾燥させてから貼る様にすれば安心して施工する事ができます。ただしエンボスによって重ね貼りがしにくい物もありますので注意をしなければいけません。そして重ね貼りがをした下地の方の色が表面のシートに影響を与えるケースもありますので覚えておきましょう。

ダイノックシート施工時の温度条件

そもそもダイノックシートの施工時の温度条件にはどの様な注意点があるのかと言う点について紹介をさせていただきますので是非覚えておいて下さい。ダイノックシートを施工できる温度条件としては12度〜38度となっております。因みに温度が低すぎると粘着力が低下をしてしまって密着不良となってシートの膨れや浮き上がりが発生してしまう事があります。ですので作業場の温度が低い時には環境温度を上げて、更に下地基材も温める様にしましょう。

ダイノックシートとお手入れについて

初めてダイノックシートの施工をしたお客様からはお手入れの方法について聞かれる事があると思います。さほど難しくはありませんが、先ず付いてしまった汚れはすぐ拭き取ると言う事です。また洗浄剤は市販されている中性洗剤や、3M社製のクリーナー20やクリーナー30を使用すると良いでしょう。

一度貼ったダイノックシートは剥がせるのか?

職人としてもとても素朴な疑問ですが、ダイノックシートは、貼り付けた後に時間経過すると剥がしにくくなってしまいます。なのでもし剥がす必要がある時にはダイノックシートに幅20センチ間隔で切れ目を、下地を傷めない様に入れて行きます。そして家庭用のヘアドライヤーでシートを温めて軟化させます。そして予め切れ目を入れたダイノックシートを短冊状に剥がして行きます。また剥がした後は下地に粘着剤が残る場合にはシンナーやクリーナーを使って取り除く様にすると良いでしょう。

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