クロス貼りの仕上がりを左右するのが下地処理のパテです。クロス貼りと切っても切れないのがパテなので、どんなものか初心者にも分かるように説明していきます。
【パテとは】
パテはクロスを貼る前に行う作業で、壁を平らにする役割があります。クロスは薄く、壁に凸凹した箇所があるとそこがもろに目立ってしまいます。そのため、釘痕や剥がれなどをパテで壁を平らにしてクロスの仕上がりをよくするのです。
パテをイメージするなら、クロスを貼る前に職人がヘラで壁を撫でている姿です。下地次第で仕上がりが変わるので、パテは平らになるまで行います。
【パテのやり方】
粉末パテを水に溶かし、凸凹がある部分にパテを塗ります。凸凹全体に塗らず、凸凹の境目に塗って差を失くしています。
ただ、水分は次第に抜けていくので、パテを塗ってもそこがすぐに痩せていきます。そのため、パテは多めに塗るのがポイントです。平らになるまでパテを塗っていきます。
そして、塗っていくとパテが盛ってきてしまう場合がありますが、その時はサンドペーパーという工具で削ります。サンドペーパー壁紙の貼りが良くなるので、最後にかけると良しです。
【パテをした後】
パテの乾燥時間は30分~1時間です。完全に乾燥したら、クロスに糊を付けて貼っていきます。
職人の間でも、下地はクロス貼り以上に修行が必要な作業です。パテは盛り過ぎでもサンドペーパーで滑らかにできるので、平らになるまでやりましょう。
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