一般的な家庭にある木工用ボンドは、接着剤としてだけでなく、クロス貼りにも使用できることがあります。そこで、木工用ボンドとクロス貼りについて調査しました。
【木工用ボンドはクロス貼りの糊とは違う】
木工用ボンドとクロス貼り糊は似ているようで異なる特性を持っています。木工用ボンドは強い粘着力を持ちますが、クロス貼り糊は水を加えると液体になります。そのため、クロスに全面的に塗る場合は糊の方が塗りやすく、効率的です。
さらに、木工用ボンドは乾燥すると白く変色することがありますが、水に弱い性質を持ちます。一方、クロス糊は乾燥しても変色しません。
注意点として、クロス貼りに使用する糊には多種多様な種類があり、目的に応じた適切なものを選ぶ必要があります。また、塗り方や乾燥時間など、正しい使い方についても注意が必要です。
【修復なら使用可能】
クロス糊と木工用ボンドは異なるタイプの接着剤であり、互換性はありません。木工用ボンドは透明に乾くため、ジョイントには不向きです。
ただし、木工用ボンドは小さなクロスの修復に利用できます。例えば、壁紙が一部剥がれている場合、水で薄めた木工用ボンドを使用して修復できます。ただし、日光に当たる場所では、木工用ボンドが黄色く変色する可能性があるため、修復前に確認が必要です。
また、大規模な修復や、壁紙の接着には、専用のクロス糊を使用することを推奨します。接着面の素材や目的に合った接着剤を使用することで、より効果的な修復が可能となります。
【100均でもクロス糊は買える】
100円ショップでもクロス糊を購入することができます。クロス糊は小さな壁紙の修復に最適な接着剤です。ただし、100円ショップで販売されているクロス糊は、使用用途によっては劣化しやすい場合があるため、品質には注意が必要です。
修復方法としては、剥がれた部分にクロス糊を塗り、隅は特に多めに塗ってから上から押さえることがポイントです。100円ショップで購入したクロス糊は何回かの修復に使用できますが、劣化が進むため、長期的にストックしておくのは避けるべきです。修復が必要な場合は、できるだけ新しいものを購入することをおすすめします。
クロス職人に必須の道具!正しい道具選びのコツ
「クロス貼り替え 職人育成講座(動画教材)」の2章では、クロス職人に必要な機材、クロス張替えに必要な道具、あると便利な道具、クロス張りに必要な副資材について学ぶことができます。
クロス張り作業には、専用の道具が必要です。例えば、はがしナイフ、カッター、はがし板、ローラー、そしてのり刷毛などが挙げられます。これらの道具を正しく使いこなすことで、綺麗な仕上がりを実現することができます。
また、あると便利な道具として、クロス貼り専用のカッターがあります。このカッターは、クロスを綺麗に切り抜くことができるため、作業効率を高めることができます。
さらに、副資材として、目地シールやコーナーカバー、防音テープなどが必要になる場合があります。これらの副資材を使うことで、クロス張り作業の品質を高めることができます。
この講座では、これらの道具や副資材を正しく使いこなすことで、プロの職人が行うような綺麗な仕上がりを実現するためのテクニックを学ぶことができます。クロス張り作業に必要な道具や副資材を理解し、上手に活用していきましょう。
コメント投稿