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プロのペンキ屋(塗装屋)の刷毛の手入れについて

塗装屋にとって刷毛は大切な商売道具です。

それに塗装する前に刷毛が傷んでいたら塗装の仕上がりにも支障が出てしまいます。

・使った後の刷毛は

刷毛は何度でも使います。

その度に手入れをしていないと刷毛の穂先はがちがちに固まってしまいます。

コツは塗料を刷毛の根元までつけないことです。

根元まで塗料が入ると洗うのが大変です。

洗う時は水性なら水、油性なら「ペイントうすめ液」を使います。

油性と水性、どちらの塗料を使ったのか分からなかったら「ハケ洗い液」があります。

「ハケ洗い液」は油性と水性の塗料、両方とも使えるからです。

尚、ラッカー塗料には「ラッカーうすめ液」を使いましょう。

「ラッカーうすめ液」には溶解力の強いという特徴があります。

ちなみに「ラッカーうすめ液」は油性塗料に使った刷毛でも洗浄が可能です。

だけど、ラッカーでは油性塗料は薄まることはないで注意が必要です。

・正しい方法で刷毛を洗うこと

刷毛は消耗品です。

大事に手入れしててもいずれ、交換することになります。

刷毛の手入れは正しい方法でしましょう。

・正しい刷毛の洗い方

水性なら水につけて、油性なら専用の液につけます。

ある程度、つけたら今度は食器用洗剤で洗います。

十分すすいで後は日陰で陰干しをします。

ちなみにプロなら刷毛を保存する入れ物も用意しています。

・洗浄後の後始末

洗った後の液体は下水に流さず処分します。

廃水の処分は少なかったら、新聞紙などしみ込まさせて一般ゴミとして処分できます。

多かったら液体を固めてくれる処理剤などを利用します。

・洗浄せずに刷毛を使うのは

塗装屋をやっていると仕事がたてこんでいちいち、刷毛を洗っている時間がない時もあります。

それに刷毛をすぐに使いたいことも……。

そこで水性塗料を使った刷毛なら一旦、水につけておけばいいだけです。

水につけていた刷毛の塗料は薄まっているので水気を取った後に塗料をつけて使いましょう。

油性の場合は薄め液につけます。

こちらも刷毛についていた塗料は薄まっているので再び、塗る作業の時には塗料をつける必要があります。

・カチカチになった刷毛を元通りにするには

固まっているなら刷毛にこびりついた塗料を落とせばいいだけです。

水性なら水に油性なら薄め液につけます。

しばらく、つけておけば穂先も柔らかくなります。

・最後に

道具は大事に使えば長持ちします。

道具の状態を見れば塗装屋の技量もよく分かります。

何故なら、道具を丁寧に扱う人はそれだけ丁寧な仕事をしてくれると考えるからです。

動画で学びたい方は「塗装職人講座」をご覧下さい。

「塗装職人講座」の詳細はこちら

 

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